位次は,神事での参列者の座や玉串奉奠での順序などに現れます。
水海道祗園祭には,各町の位次に関する慣行があります。
- まず,本社神輿の当番町。
- 次に,獅子の当番町
- 次に,四神圏の当番町。
- 次に,宝剣の当番町。
- 次に,太鼓の当番町。
- 次に,前々回の本社神輿の当番町。
- 次に,前回の本社神輿の当番町。
- 次に,亀岡町。
- 次に,本社神輿の当番町と同じ氏神神社の町で,神具の輪番に当てはまらない亀岡町以外の町。
- 次に,本社神輿の当番町と同じ氏子神社の町で,神具の輪番に当てはまらない亀岡町以外の町。または,本社神輿の当番町と別の氏子神社の町で,神具の輪番に当てはまらない亀岡町以外の町。
- 本社神輿の当番町と別の氏子神社の町で,神具の輪番に当てはまらない亀岡町以外の町。
- 1~7について
- 本社神輿をはじめとした神具の当番を担う町で「七ヶ町」といわれます。当番と位次が,7つの町で順繰りに回ります。八幡神社の氏子町会として,宝町,諏訪町,橋本町,渕頭町が含まれます。天神社の氏子町会として,元町,本町,栄町が含まれます。
- 8について
- 亀岡町は,かつて河岸などがあって栄えており,古くから祗園祭に参画していました。また,本社神輿の渡御経路に祭典事務所があり,七ヶ町以外で御旅所祭が執り行われる唯一の町会です。このため,七ヶ町に「プラス一ヶ町」として固定されています。
- 9~11について
- 平成29年~平成31年の場合,本社神輿の当番町が天神社氏子町会である元町・本町・栄町なので,天神社氏子町会のうち七ヶ町に含まれない天満町と山田町が9・10となります。八幡神社氏子町会で七ヶ町に含まれない森下町が11となります。
- 平成32年~平成35年の場合,本社神輿の当番町が八幡神社氏子町会である宝町・諏訪町・橋本町・渕頭町なので,八幡神社氏子町会のうち七ヶ町に含まれない森下町が9となります。天神社氏子町会で七ヶ町に含まれない天満町と山田町が10・11となります。